『コンパニオン』感想

所有物であるロボットとの愛なんて存在するかという、まさに裏『ロボット・ドリームズ』。直接参照しているんじゃないかというシーンもある(配達シーンとラストで車が並走するシーン)。

パトリックとイーライの関係はいっけん純愛のようだけど、映画内でのイーライの扱いをみるとロボットであるパトリックへの憐れみのほうに焦点があるのかな。

ジョシュはアイリスを支配しているつもりで依存してもいる。そのせいでアイリスを再起動させることになる。ジョシュは身勝手な最低のクソ野郎なんだけど、アイリスは『ミーガン』みたいな超人的能力があるわけじゃなく、そもそもジョシュを殺してしまうと話が終わっちゃうので、中盤はもどかしい思いをする。”ジョシュへの愛”というプログラムにアイリスが支配される場合と抵抗できる場合の違いがわからなくてそこもひっかかった。

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