ろきせ

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映画

議論する女性たちが体現する民主主義、平等の理想/『ウーマン・トーキング』感想・考察

2005年から2009年にかけてボリビアのメノナイトコミュニティで実際に起きた事件から着想された小説の映画化。第95回アカデミー賞の脚色賞を受賞している。 実際に起こった事件というのは、眠っているあいだに家畜用の麻酔スプレーで昏睡状態にされ...
映画

変わったのはアリエルの見た目だけじゃない。王子のキャラクターを掘り下げて現代的にアップデート/『リトル・マーメイド』感想・考察

1989年公開の同名アニメの実写リメイク。アニメ版とストーリーの大筋は変わらないけど、ところどころ現代的にアップデートされている。魔女アースラと直接対決するのはアニメ版ではエリック王子だが、本作ではアリエルになっていたり。 "Part of...
映画

怪物を生みだすものは何か/『怪物』感想

映画は夜景から始まる。家々やビルの明かりが湖を囲むように輝いている。真ん中にある湖は真っ黒で、町の中心に空いた巨大な穴のように見える。 ガールズバーへの放火事件や学校での体罰問題などいくつかの事件がシングルマザーである早織、息子の湊、湊の担...
未分類

メタフィクション構造でアメリカを風刺する/『キラー・ビー』感想

amazon primeで『キラー・ビー』(全7話)、おもしろかった。人々から金を吸いあげて巨大になっていくポップカルチャー、SNSなどアメリカ社会の問題点への風刺。1話目からとんでもないことが起きるけど、第6話まで観ると虚構と現実がぐるん...
映画

有害な権力者である天才についてのファンタジー/『TAR/ター』感想

冒頭の公開インタビューのシーンやジュリアード音楽院での授業のシーンを通して、ケイト・ブランシェット演じるリディア・ターの音楽的才能、頭の回転の速さ、カリスマ性が説得力をもって描かれる。そのおかげで、2時間30分、ターの全身から放射されるカリ...
映画

苦みを抱えながらも生きていく、すべての生きとし生けるものへの生命讃歌/『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』感想

最近観た映画でいちばん泣いたし、泣いたのと同じくらい笑った。これは『ガーディアンズ』シリーズの『ノー・ウェイ・ホーム』。欠けたもの、悲しみ、痛みを抱えながらそれでも生きていくのだという生命賛歌。 ストーリーはシンプルで、アダム・ウォーロック...
読書

自由論とやっぱり『TENET』/高崎将平『そうしないことはありえたか?: 自由論入門』感想

決定論と自由は両立するか、両立論と非両立論とそれぞれに対する反論を網羅的に紹介、検討していく。日本では単著が翻訳されていないような哲学者の考え方も詳しく紹介されていてよかった。 自由の必要条件としての他行為可能性モデル(他の選択肢もとりうる...
読書

自由意志の「自由」とはどのようなものでなくてはならないか/トーマス・ピンク『哲学がわかる 自由意志 (A VERY SHORT INTRODUCTION)』感想

著者は自由意志説者として「自由」の存在を擁護する。決定論と自由意志は両立しない、という非両立論の立場だ。 決定論と自由意志は両立するという両立論の立場も存在する。この本ではホッブズが代表として挙げられている。ホッブズによれば、あらゆる出来事...
読書

アングラ劇風まんが道と無差別銃殺犯/丸尾末広『アン・グラ』感想

wikipedia情報だけど、16歳の時に上京して職を転々としたりという自伝的な内容と虚構を混ぜて描いた漫画。著者の分身が鬼太郎そっくりだったり、水木しげるやつげ義春のパロディをしながら著者自身が漫画家になるまでを描くというような、最初は軽...
ゲーム

純度100%のニンテンドー映画/『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』【ネタバレあり】

任天堂のゲーム「マリオ」シリーズをアニメ映画化。5月1日現在、全世界で興行収入10億ドル以上を叩き出しており、マリオというキャラクターのIPとしての強力さを証明している。 アクションシーンはすべてマリオシリーズやマリオカートへのオマージュに...
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