『クライム101』感想

クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、ハル・ベリー、バリー・キオーガンら共演のクライム・サスペンス。

宣伝文句に「『ヒート』のような」とあって、たしかに強盗犯や刑事などの群像劇で、犯人と刑事のニアミスとか、刑事は家庭がうまくいってなくて、犯人のほうは素性を隠して女性との付き合いを描いたりとか、中途半端に似てるところがあるんだけど『ヒート』のような派手な銃撃戦はなく、不要な先入観を持たせるだけになってるように思う(宣伝文句がなくても『ヒート』は連想したと思うけど)。

原作はドン・ウィンズロウの『犯罪心得一の一(クライム101)』という中編らしい。未読だけど原作も『ヒート』に似ているんだろうか。

『ヒート』のデ・ニーロやパチーノと比べると、クリス・ヘムズワース演じる強盗犯はうぶでソフトだし、マーク・ラファロ演じる刑事もバリー・キオーガン演じるちょっといかれた犯罪者も、強烈で深みのあるキャラクターとはいえないし、全体的に小粒なかんじ、中編小説が原作と知って納得してしまった。長編小説を映画化するのに2時間は短すぎるけど、本作が140分じゃなくて90分くらいだったら印象が違ったかも。

監督は、ドキュメンタリー出身で、実際に起こった事件をもとに犯人本人たちのインタビューを織り交ぜながら映画化した『アメリカン・アニマルズ』のバート・レイトンで、貧しさからなんとしても大金を稼ごうとする強盗犯であるマイクと、同じように貧しくても真っ当に働いてきたシャロン(ハル・ベリー)、同じLAに住む超大金持ちとホームレスとの対比を描いているのが監督らしさがでてるところなのかも。

そういえば『ヒート2』の映画化は順調なんだろうか?

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