『センチメンタル・バリュー』感想

第78回カンヌ映画祭グランプリ受賞作。

名映画監督(ステラン・スカルスガルド)の娘で、舞台女優として活躍するノーラ(『顔のない男』に出ていたレナーテ・レインスヴェ)は、幼いころに自分たちを捨てるようにして出て行った父親に対する怒りを抱え、自分はまともではないから家族を持つことはできないと思ってたり、舞台恐怖症になりかけている。父である老映画監督が製作しようとしている、おそらく自身の最後の作品となる映画は、溝のできてしまった2人の娘に対する贖罪であり、長女ノーラとの関係を修復しトラウマを癒そうとするものだった。

映画祭でアメリカ人俳優役のエル・ファニングと出会って、即席のキャンプみたいにして夜を明かしたビーチの朝焼け、波打ち際を走る馬車のシーンが美しかった。

スカルスガルドも息子が俳優で、映画を観た息子から「自己認識できてる?」といわれ「いやいやいや、うちは関係良好だろ」と焦ったらしい。

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