2023-02

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読書

リーヴ・ストロームクヴィスト著、よこのなな訳『欲望の鏡』読書メモ

タイトルや表紙を見かけたことがあった気がするけどスルーしてた。こんなにおもしろい本だったとは。発売されたときに読んでないことを後悔した。 現代において美とは何か、そこに働く力学はなんなのか、多面的に考察するコミック・エッセイ。 たとえば最初...
読書

高野雅之『ロシア思想史 メシアニズムの系譜』読書メモ

ドストエフスキーが『作家の日記』で書いているとち狂ってるとしか思えない政治評論にびっくりして、いろいろ調べてるうちに見つけて読んだ。ロシア思想史において「メシアニズム」と呼べる考え方を持っていた思想家を、列伝体のかたちで一人ひとり論じている...
読書

老人を生に結びつける猫たち/斉藤なずな『ぼっち死の館』

ニュータウンにある古い団地を舞台にして、そこに住む老人たちを描く連作短編集。作者の分身と思しき主人公も猫を1頭飼っているし、主人公と仲良くなる隣人の女性も多頭飼いしている。団地の住人たちが野良猫に餌をあげたり気にかける描写も頻繁にある。おそ...
読書

ドストエフスキー『作家の日記6』読書メモ

『作家の日記』を読んできて思ったことは、ドストエフスキー作品の理解に『作家の日記』は欠かせないということ、ドストエフスキー自身の帝国主義的な考え方へのむかつきと、ロシア民衆ひいては人類が救われなければならないという切実で純粋だけど完全に非現...
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