「桜井政博のゲーム作るには」勝手にベスト10

ゲームディレクター桜井氏がゲーム業界への貢献として始めたYoutubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」。開設から約半年、数十本の動画がアップされてる。どの動画もためになる内容がぎゅっと簡潔にまとめられていて、ゲームへの見方がアップデートされる内容だったり、ゲーム開発だけでなくそれ以外の仕事にも役立つ考え方が披歴されてたり。その中からとくに印象深かったものを選んでみた。

ゲームのおもしろさの根源にあるもの。笑いでいえば「緊張と緩和」みたいな。

アクションの動きの演出はモデルが破綻するくらいオーバーでいいということ。格闘対戦ゲームだけじゃなく、アクション演出のあるゲームはめちゃくちゃ多いけど、この動画を見るとモーションを見る時の解像度が上がる。

画面をストップさせる演出について。これもゲームをプレイしていてよく見る演出だけど、意識したことがなかった。

3D画面の「注視点」というものについて。こちらもいままで意識したことがなくて目からうろこ。

有名なゲームディレクターに共通する特徴とは?

60フレームぴったり、15フレームぴったりに手拍子でカウントを取ることができるという特殊能力を披露する桜井さん。プログラムのバグで動作が遅れたりすることもあるから、フレーム数が体感できるようになっていると役に立つよ、と。

プレゼンでいちばん重要なのはだらだらしないこと。

物やサービスを作るときの心構えについて。作品をよくするための労力を惜しむのはやめよう、と。クオリティの高いものというのは常にこういう姿勢によって作られていると思うと、心打たれるし、襟を正しやる気を起こさせてくれる。

ゲームを考えるときの思考プロセス。『カービィのエアライド』のゲーム性はこのようなプロセスで組み立てられていた。

桜井氏が作ったゲームの企画書が紹介されているのもこのチャンネルならでは。ゲームの『メテオス』の企画書はパワポのアニメーションを使ったものだった。『メテオス』は未プレイで、落ちものパズルの上下をひっくり返しただけのゲームかと思ってたけど、もちろんそんなわけはなく、逆転の発想が様々なゲーム性を生み出してた。

番外編:桜井氏の愛猫ふくらし(通称ふくら)をひたすら愛でることができる。

さらに番外編。「桜井政博のゲーム作るには」チャンネルには英語版も存在していて、内容は同じだけど字幕などがすべて英語化されているので、こちらで視聴すると英語の勉強にもなる。

以上、これからも興味深い動画がどんどんアップされ続けると思うので、また半年後くらいにまとめてみたい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました