ろきせ

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読書

老人を生に結びつける猫たち/斉藤なずな『ぼっち死の館』

ニュータウンにある古い団地を舞台にして、そこに住む老人たちを描く連作短編集。作者の分身と思しき主人公も猫を1頭飼っているし、主人公と仲良くなる隣人の女性も多頭飼いしている。団地の住人たちが野良猫に餌をあげたり気にかける描写も頻繁にある。おそ...
読書

ドストエフスキー『作家の日記6』読書メモ

『作家の日記』を読んできて思ったことは、ドストエフスキー作品の理解に『作家の日記』は欠かせないということ、ドストエフスキー自身の帝国主義的な考え方へのむかつきと、ロシア民衆ひいては人類が救われなければならないという切実で純粋だけど完全に非現...
映画

自分自身の狂気と愚かさと暴力によって不幸になる男たち『イニシェリン島の精霊』

『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督作。『スリー・ビルボード』は登場人物たちの激しい対立と人種差別・ヘイトの社会問題を描いた作品だったけど、今作でも二人の登場人物が激しくいがみあうことになる。 中年男と老人の子どもじみた対立、...
ゲーム

『イモータリティ』Netflix入ってたら無料でプレイ可能な、実写映像のみの『街』とか『428』みたいなアドベンチャーゲーム

イモータリティお蔵入りになった3本の映画のフッテージ、短いフィルムの断片を観ながら、映っている物をピンチアウトすると別の映像にリンクしていって、どんどん映像を見つけていって謎を解くというアドベンチャーゲーム。ゲーム性としては『弟切草』や『街...
映画

男らしさの呪いが生む悲劇『ノースマン 導かれし復讐者』

シェイクスピア『ハムレット』のもとになったデンマークの伝説をロバート・エガース監督が映画化。 エガース監督は『ウィッチ』でキリスト教道徳の外側にある世界を、『ライトハウス』でマッチョな男同士の対決を描いていたけど、本作ではその両方が含まれて...
映画

祝『アンダーカレント』映画化

2004年~2005年にアフタヌーン誌で連載された豊田徹也『アンダーカレント』が今泉力也監督で映画化されることに。まさに底流のように読み継がれてきた名作が、というだけでなく、20年前のリアルタイムで読んでいた自分が甦ってくるような感慨がある...
映画

女性に沈黙を強いる権力システムにヒビをいれた調査報道。『SHE SAID その名を暴け』

ニューヨーク・タイムズの調査報道記者ジョディ・カンターとミーガン・トゥーイーによる『その名を暴け』というハーヴェイ・ワインスタインの性加害への告発報道についてのドキュメント本があり、『SHE SAID その名を暴け』はそれをもとにした映画化...
映画

『アドベンチャー・タイム』のデザイナー、マシュー・フォーサイスによる絵本『ネズミのミーナ』

去年Netflixで『ことりのロビン』が配信されて、そのコンセプト・アートをマシュー・フォーサイスが担当していることを知ったのがきっかけで、検索してみると絵本も出していることがわかり、日本で翻訳もされていたので図書館で『ポッコとたいこ』を借...
読書

『杉浦茂マンガ館 第1巻 知られざる傑作集』『第2巻 懐かしの名作集』を読んだ。

シュールすぎるギャグ漫画で有名な杉浦茂の初期作品集。時系列順に読むことで発見や驚きがいっぱいあった。 「コドモ南海記」は戦中に描かれた教育漫画だけどちゃんとギャグも入ってる。当時の南方幻想と日本統治のリアルが垣間見えて興味深い。 このギャグ...
映画

Apple TV+で『パチンコ』シーズン1観た。

期間限定で無料でシーズン1がまるごと観れるキャンペーンで、『テッド・ラッソ』や『ファウンデーション』も観たかったんだけど、完走できたのは『パチンコ』だけだった(しかも期限ぎりぎり)。 朝鮮、日本、アメリカ、3つの国の歴史と人が否応なく絡まり...
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