フェミニズム

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映画

ドッペルゲンガーとすれ違う愛/『もっと遠くへ行こう。』感想と考察【ネタバレあり】

イアン・リードの同名小説の映画化で、脚本に原作者も参加している。 原作もおもしろかったけど、映像化された本作も楽しめた。 SF的ドッペルゲンガーものであり、すれちがう愛がテーマになってる。 原作を読んだ状態で観たせいかジュニア(もちろん最初...
読書

2023年読んだ本まとめ

2023年読んだ本は、図書館で借りた本が多くて新刊が少なかった。返却期限に追われて買った本は積読になってしまうことが多かった。 小説 小説のベストは『哀れなるものたち』。 といってもあとは『アルファ系衛星の氏族たち』とか『ティーターン』とか...
映画

性差別主義は理論武装し、ミソジニーは棍棒を振り回す/ケイト・マン『ひれふせ、女たち ミソジニーの論理』を読む

SNS上での女性へのいやがらせから、ヒラリーなど女性政治家への反感、女性を標的にした無差別殺人まで、それらの背後にある統一的な概念とはなんなのか、説明できるようにしてくれる本である。 その概念がミソジニーである。ミソジニーは女性嫌悪あるいは...
読書

SFとファンタジーとジェンダー・トラブル/ジョン・ヴァーリィ『ティーターン』

主人公は土星の衛星探査に向かうリングマスター号の女性船長、シロッコ・ジョーンズ。リングマスター号の乗組員たちが未知の物体を探査するSFであり、一風変わった"ファンタジー"冒険ものでもある。 リングマスター号は土星の衛星軌道上に新しい衛星を発...
映画

”人生は夢”テーマのトルコ映画『あぁ、ベリンダ』感想・考察

Netflix配信のトルコ映画。1986年製作の同名のトルコ映画のリメイク作品である。 実力派のセレブ女優ディララは、シャンプーのCMで自分とは対極にある、働く母親であり良き妻であるハンダンという女性を演じることになる。撮影はなかなかうまく...
読書

浅野千恵「潜在的商品としての身体と摂食障害」(江原由美子編『性の商品化』収録)を読む

読み始めはなんで摂食障害? と思ったけど、摂食障害患者の9割が女性で、摂食障害とは女性の病気なのだった。 現在の〈性の商品化〉のありようは、商品化のターゲットとなっている若い女性たちに、自分自身の身体をあるがままに肯定的に受け入れることを困...
映画

どこまでいっても思弁的、なのにめちゃくちゃ笑えるコメディ映画/『バービー』感想・レビュー

マテル社の人形おもちゃバービーを映画化。マーゴット・ロビーは主演とプロデュースを務め、監督と脚本にグレタ・ガーウィグとノバ・バームバックを指名したのもマーゴット・ロビーだったらしいというだけあって、バービー役がハマっている。 すべては「バー...
映画

議論する女性たちが体現する民主主義、平等の理想/『ウーマン・トーキング』感想・考察

2005年から2009年にかけてボリビアのメノナイトコミュニティで実際に起きた事件から着想された小説の映画化。第95回アカデミー賞の脚色賞を受賞している。 実際に起こった事件というのは、眠っているあいだに家畜用の麻酔スプレーで昏睡状態にされ...
映画

変わったのはアリエルの見た目だけじゃない。王子のキャラクターを掘り下げて現代的にアップデート/『リトル・マーメイド』感想・考察

1989年公開の同名アニメの実写リメイク。アニメ版とストーリーの大筋は変わらないけど、ところどころ現代的にアップデートされている。魔女アースラと直接対決するのはアニメ版ではエリック王子だが、本作ではアリエルになっていたり。 "Part of...
映画

権力が人を狂わせ、格差が悲劇を生む/『逆転のトライアングル』感想

超豪華クルーズ船に乗る金持ちたちに対して従業員がほとんど奴隷のように奉仕する、そのコントラスト。金を腐るほど持っているかどうかだけがこの違いを生んでいる。大富豪と、彼らからのくだらない願いを叶えるためのブルシット・ジョブで大金を稼ごうとする...
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