ろきせ

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読書

2023年読んだ本まとめ

2023年読んだ本は、図書館で借りた本が多くて新刊が少なかった。返却期限に追われて買った本は積読になってしまうことが多かった。 小説 小説のベストは『哀れなるものたち』。 といってもあとは『アルファ系衛星の氏族たち』とか『ティーターン』とか...
映画

2023年マイベスト映画と忘れたくない映画

2023年観た映画で1本だけ選べといわれたら(誰にもいわれてないけど)、『バービー』になる。 MeTooムーブメントの盛りあがり、性的暴行スキャンダルまみれのトランプがそれでも大統領に選ばれてしまったというショック、おそらくそういう流れから...
映画

性差別主義は理論武装し、ミソジニーは棍棒を振り回す/ケイト・マン『ひれふせ、女たち ミソジニーの論理』を読む

SNS上での女性へのいやがらせから、ヒラリーなど女性政治家への反感、女性を標的にした無差別殺人まで、それらの背後にある統一的な概念とはなんなのか、説明できるようにしてくれる本である。 その概念がミソジニーである。ミソジニーは女性嫌悪あるいは...
読書

SFとファンタジーとジェンダー・トラブル/ジョン・ヴァーリィ『ティーターン』

主人公は土星の衛星探査に向かうリングマスター号の女性船長、シロッコ・ジョーンズ。リングマスター号の乗組員たちが未知の物体を探査するSFであり、一風変わった"ファンタジー"冒険ものでもある。 リングマスター号は土星の衛星軌道上に新しい衛星を発...
映画

禁欲的で虚無的な物語/『ザ・キラー』感想と考察

デヴィッド・フィンチャー監督、マイケル・ファスベンダー主演。 いままで一度も失敗したことがない凄腕の殺し屋である主人公だが、暗殺に失敗したことで逆に命を狙われることになる。巻き添えで暴行を受け重体になった恋人の復讐と身の安全のため、自分を狙...
映画

ヒーローがヒーローであることを取り戻す物語、のはずなんだけど/『マーベルズ』感想・考察

キャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァース、配信シリーズ『ミズ・マーベル』で登場したミズ・マーベルことカマラ・カーン、長編映画『キャプテン・マーベル』と配信シリーズ『ワンダ・ヴィジョン』で登場したモニカ・ランボー、3人の女性ヒーローとク...
映画

『ザ・クリエイター/創造者』なぜストーリーに入りこめなかったのか考えてみた

『GODZILLA』や『ローグ・ワン』のギャレス・エドワーズ監督作。 AI(シミュラント)が人間と共存しているニューアジアと、AIを駆逐しようとするアメリカ軍が対立している近未来が舞台。主人公のジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は...
映画

『ジョン・ウィック』と『イコライザー』の違い、あるいは罪の贖いとしてのバイオレンス

ある種のアクション映画では登場人物たち(ほとんどは男たち)が銃で撃ちあい殴りあい、血を流し死ぬ。映画はなぜこのようなことを繰り返し描き、またわれわれ観客はなぜよろこんでそれを観に行くのだろうか。 最近の例では『ジョン・ウィック』シリーズがそ...
映画

”人生は夢”テーマのトルコ映画『あぁ、ベリンダ』感想・考察

Netflix配信のトルコ映画。1986年製作の同名のトルコ映画のリメイク作品である。 実力派のセレブ女優ディララは、シャンプーのCMで自分とは対極にある、働く母親であり良き妻であるハンダンという女性を演じることになる。撮影はなかなかうまく...
映画

最新作までの軌跡を読む/宮﨑駿『続・風の帰る場所』

渋谷陽一による2008~2013年までのインタビューに加え、ジブリ設立直前のタイミングで行われた、『未来少年コナン』やマンガ映画について語った富沢洋子によるインタビューと、長編監督デビューまでを総括したアニメージュ編集部によるインタビューも...
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